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Swingy daysの日常

December 8, 2016

ぎゃはははは!!


Swingy days出版から遡ること数年前、私は夜な夜なswingさんのブログを覗いてはお腹を抱えて笑っていました。そんな私を見て「またswingのブログみてるの?」と呆れ顔の夫でしたが、ことあるごとに「swingを最初に見つけたのは僕だからね!」というしょーもない張り合いをしてくるので、我が家でのswingファン1号は夫に認定してあげましょう。そして我がムスメ小学4年女子はswingゴミブルーの追っかけ。様々なイベントをチェックしては、ファンレターならぬファン漫画!!持参ではりきって参加。学校から帰ってくるなり、「ちょっとswingいってくる!」と宿題を詰め込んで行こうとするので・・・ちょっとちょっと!swingさん友達んちちゃうし!と慌てて引きとめないといけないほど、放課後の楽しい居場所のひとつ 、くらいに認識されている・・・


これが我が家にとっての、NPO法人swingさん。上賀茂のご近所さんで、障害のある人も、ない人も、いっしょになって多様なはたらきと活動を実践している、社会福祉施設です。


ゴミコロリ、アート、ワークショップ、人力交通案内・・・swingさんのオモシロく魅力的な活動の数々はぜひホームページなどでご覧頂くとして、今回私がお話したいのは、swingy daysで描かれている「日常」のこと。たぶん誰かが、それをそれとして掬い取らなければ、普通に流れていってしまう、そんな出来事。そんな日々。いや、別に流れていっていいんですよ、いいんです、そういうものなんです。でもだからこそ―思いっきり矛盾するようですが―大事に思って、そっと誰かとシェアしたくなる。日常の、ささいな、でも「たまらない」できごと。私が精神科の看護師として働いていた日々も、そういう出来事で満ち満ちていたように思います。そして誤解を恐れずに言えば、子育ての、子どもとの日々も「そういうこと」で満ちているように思うのです。


swingy daysで著者の施設長木ノ戸さんは、障害のある人を「とくべつちゃうよ!ただの人よ!」というふうに書かれていますが、精神科の患者さんたちも同じことが言えました。私自身がそうであるように、しょーもないところ、だめだめなところもあって、でもその裏っかわに素敵なところや面白いところがありました。そういう意味では、私も、患者さんも、おそらく障害のある人も子どもも、みんな同じです。


でも、同じところがあるように、違うところもいっぱいあります。それは「いい」とか「悪い」とかっていうことを超えて―そもそもそんな価値基準では測ることができない、「時間」や「空間」への住まい方が違う、「世界」との関わり方、そのありようが異なる。そういった「違い」です。その「違い」が出逢うところ―それが私の日常であり、swingさんの日常だと思うのですが―そこには、日々えええ!!!と驚くことや、なんやそれ!と笑えることや、どういうこと?と首をかしげるようなことや、うーんどうしようと困ることなんかが、ごちゃごちゃと雑多にあって・・・それを「愛おしい」と思える瞬間がある、んですよねぇ。


あー、うまく言えてないぞ!


でも、たとえば。


「内弟子、募集」を、

「肉団子、募集」って読み上げた、

訪問看護先のおじさん。


この時に私が感じた「ミラクル感」は、その人に感じた愛おしさとセットです。そんな間違え、私にはできん!という「ミラクル感」と、そういうんが大好きなんですよ!どーぞそのままで、という「愛おしさ」・・・2人して「困ったねぇ・・・」と途方にくれたり、「コラー!!」と思うようなことがあったり、日々いいことばっかりじゃないんだけど、時々おこるちっちゃなミラクル。あははって笑って流れていく出来事なんですけど、帰って真っ先に誰かをつかまえて「ねぇねぇ聞いて!!」とシェアしたくなるのも、こういう些細な、ほんとにささやかな、できごとだったりするんですよね。


Swingy daysには、そういう日常が描かれています。だから私はブログやSwingy daysを読みながら、「たまりません!」と胸をキュンキュンさせてしまうわけです。いろんな人たちの、たまたまひょっこり顔をみせてくれた魅力をおすそわけしてもらったような、そんな気持ちになるんです。


でもね、「たまたま」って言いましたが、もちろん狙ったわけではないという意味では「たまたま(意図せず)」なんですけれども、その人の魅力が顔を出してくれること、そしてそれをそれとして受け取れること・・・そこには、時間をかけてせっせと手作りしてきた素地があるわけです。たぶん、スィングさんの実践は、その土壌をゆたかにするような営みなんじゃないかなぁ。


同じところもあって違うところもあるひとのユニークさ、困ったことも面白いことも全部ひっくるめて愛おしむ。共生という大っきな理念より必要なのは、そんな日常なんだと思います。ぜひみなさんもSwingy daysで、そのアタリマエかつ魅惑的な日常に触れてみてください。そしてたぶん、みなさんもそれぞれの日常の中におなじものを発見できるんじゃないかなと思います。

 

「Swingy days」 木ノ戸昌幸著 NPO法人スウィング編


 

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