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梟文庫になる場所

梟文庫になる場所は、北山橋東詰を少し北に上がったところにあります。地下鉄北山駅からは徒歩10分くらいになるでしょうか。鴨川のすぐほとりで、とても環境がよいです。どうしてこんなに素敵な場所に梟文庫を構えることができたのか・・・それは、かねてより大変お世話になっているお友達のご親戚の方のご好意なのです。

まだまだ妄想に近い構想を練っている当初、サロン活動ができるような場所を探していました。常設の場所となると家賃などランニングコストがとてもかかることが予想され、何かしらの制度に則った形にしないと経営的に不可能。ですからどこかに間借りするということを考えました。ちょうど同僚のナース(といっても、尊敬する大先輩!)が関わっておられる高齢者の居場所事業に使っている場所を「使ってもいいですよ。」と仰って頂き、週に一度くらいのゆるやかペースで始めてみようかな、とも思いました。ところが妄想的構想はどんどんと広がってゆき、やっぱり常設の場所への思いをどうしても断ちきることができず・・・無謀にも「自宅でするか」ということまで考えました。最近「住み開き」という言葉を聞くことがあるかと思いますが、自宅を部分的に解放して様々な取り組みをされている方もいらっしゃいますから、「自宅で活動」というのは特別新しいことでもありません。でも、きっとあまりに区別がなくなりすぎてしんどくなるんちゃうかな・・・と思い、継続性という面を考えて諦めることにしました。

そんな折、友人のご親戚の方が私の思いに共感して下さり、空いているマンションの一室を使ってやってみてはとお申し出下さったのです。おそらくそのご好意がなければ、梟文庫はいまだに妄想の域を出ていなかっただろうと思います。思いを形にするための、最初のあたたかい手を差し伸べて下さったのは、まぎれもなくその方と友人でした。本当に心から感謝し、頑張らなくっちゃと身がひきしまる思いでいます。

年明け1月末頃から、リフォーム工事になる予定です。リフォームを請け負って下さるのは、「日暮手傳舎(ひぐらしてったいしゃ)」さん。既存の設計事務所や工務店という枠に縛られずに、住まいを広い(トータルな)視点でとらえ、古い家屋の改修を様々な形で手掛けておられる業者さんです。その理念にとても共感を覚え、今回リフォームをお願いすることにしました。どんな場所にしたいのか・・・うまく伝えられているか分からなかったのですが、描いて下さったスケッチを見て「わぁ~素敵!」。私の思いの、そのもっと先を見て下さっていると感じました。

また今後、壁塗り(珪藻土or漆喰塗り)などは自分たちでもやることになります。お手伝い頂ける方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いします!

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